家を購入するのに適した年齢は?多い年代や平均年齢、年代別のポイント
マイホームの購入を考えた時に、「自分の年齢では早すぎるのでは」「逆に遅すぎるのではないだろうか」と悩む方は少なくありません。
家を購入するベストタイミングは年齢だけで決まるものではなく、収入や貯蓄、家族構成、働き方などによって変わります。ただし、実際に家を購入している方が多い年代や平均年齢を知っておけば、判断材料の一つとして参考にできるでしょう。
この記事では調査データをもとに、家を購入する方の年代や平均年齢を解説するとともに、なぜその年代で購入する方が多いのかも考察します。年代別に押さえておきたい購入時のポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
家を購入する年齢は何歳が多い?

ここでは、マイホームを購入する方が多い年齢層について、国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」をもとに解説します。
注文住宅の場合
国土交通省の調査によると、新築の注文住宅を購入した方の年齢は30代が最も多く、全体の43.7%でした。次いで、40代が18.6%となっています。
一方で、20代・50代・60歳以上もそれぞれ10%以上を占めており、注文住宅は30~40代に限らず、幅広い年代で選ばれていることがわかります。
注文住宅購入者の平均年齢は、42.1歳でした。
分譲住宅の場合
分譲戸建て住宅(建売住宅)を購入した方の年齢は30代が最も多く、全体の43.8%でした。分譲マンションを購入した方も、最も多いのは30代(36.4%)です。ただし、40代も29.6%と3割近くを占めており、分譲マンションは戸建てよりも年齢層がやや高めであることがわかります。
平均年齢は、分譲戸建て住宅が38.8歳、分譲マンションが44.1歳でした。
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中古住宅の場合
中古戸建て住宅を購入した方の年齢は30代が32.0%、40代が30.5%で、30代のほうがやや多い結果となりました。
一方で、中古マンションを購入した方の年齢は30代が29.6%、40代が30.6%で、こちらは40代がわずかに上回っています。
平均年齢は、中古戸建て住宅が44.8歳、中古マンションが45.7歳でした。新築の注文住宅や分譲住宅と比べると、購入者の平均年齢はやや高めの傾向にあります。
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家を購入する年齢が「30代」に集中する理由
前章の調査データから、マイホームを購入する方は30代が最も多いことがわかりました。
家を購入するタイミングに、「何歳が正解」という基準はありません。ただし、30代で家を購入する方が多い背景には、ライフスタイルや資金計画などいくつかの理由があります。ここでは、家の購入タイミングが30代に集中しやすい理由を見ていきましょう。
なお、以下の記事では、家を購入するベストタイミング・不向きなタイミングの考え方を紹介していますので、併せて参考にしてください。
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結婚や出産でライフスタイルが変わるため
30代は、結婚や出産といったライフイベントが起こりやすい年代です。家族が増えたことをきっかけに、「今の住まいでは手狭になってきた」「子どもの成長を見据えて子育て環境を整えたい」などと感じ、マイホームの購入を検討し始める方も多いでしょう。
国土交通省の「令和6年度住宅市場動向調査報告書」によると、1世帯当たりの平均居住人数は次のとおりです。

出典:令和6年度住宅市場動向調査報告書|国土交通省
- 注文住宅:3.1人
- 分譲戸建て住宅(建売住宅):3.4人
- 分譲マンション:2.6人
- 中古戸建て住宅:3.2人
- 中古マンション:2.5人
複数人で暮らす世帯が多いことから、家族構成の変化が住宅購入のきっかけになっている様子がうかがえます。
ただし、ライフスタイルが変わるタイミングは人によって異なります。年齢だけにとらわれず、家族構成や将来の生活が具体的に見えてきた時期を「家の購入の検討を始めるタイミング」と考えるとよいでしょう。
住宅ローンの返済期間を考慮するため
住宅ローンは、35年など長期間にわたって返済していく形が一般的です。
また、住宅ローンには「75歳」や「80歳」といった完済時年齢の上限が設定されています。そのため、50歳で住宅ローンを組もうとすると、借入期間が短くなったり、希望額を借りにくくなったりするケースがあります。
さらに、定年後は現役時代よりも収入が減少することが予想されるため、できるだけ定年前後に返済を終えられると安心です。30代で家を購入すれば返済期間を確保しやすく、無理のない返済計画を立てられます。家の購入タイミングを考える際は借入額や金利だけでなく、完済時の年齢も考慮するとよいでしょう。
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家賃の支払いをもったいないと感じてくるため
賃貸住宅で暮らす場合は、住み続ける限り毎月家賃を支払う必要があります。賃貸住宅は気軽に住み替えできるメリットがある一方で、家賃の支払いを続けても自分の資産として残るわけではありません。そのため、賃貸住宅での暮らしが長くなってくる30代頃になると、「家賃がもったいない」と感じるようになる方もいるでしょう。
特にファミリー向けの賃貸住宅は、家賃が高くなりがちです。家賃と住宅ローンの返済額が同程度なら、「将来の資産として残るマイホームを持ちたい」と考えるのは自然な流れといえます。
将来の住まいや資金計画について具体的に考え始めたタイミングも、家の購入を検討するきっかけの一つになるでしょう。
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年齢別に見る家を購入する際のポイント

最後に、マイホームを購入する際に押さえておきたいポイントを年代別に解説します。
なお、家を購入する際の注意点については、以下の記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。
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20代で家を購入するケース
20代で家を購入する場合、30代以降よりも定年までの期間が長いため、住宅ローンの返済計画に余裕を持たせられます。
ただし、勤続年数が浅く十分な収入を得られていない状況だと、希望どおりの金額を借りられない可能性があるため注意が必要です。
また、今後の人生が長い分、結婚や出産、転勤などで家族構成やライフスタイルが変わる可能性も高くなります。そのため、20代は将来の変化を見据え、「間取りの変更がしやすい」「売却しやすい立地にある」など、柔軟に対応できる住まいを選ぶことが大切です。
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30代で家を購入するケース
30代は、結婚や出産などを経て家族構成がある程度固まる時期です。必要な広さや立地、間取りのイメージが具体化しやすいため、家の購入を検討しやすい年代といえるでしょう。
また、勤続年数が長く収入も安定してくるために信用力が高まり、住宅ローンの審査で有利になりやすい点も特徴です。
ただし、20代と比べると完済までの期間は短くなります。子どもの教育費などで支出が増えやすい時期でもあるため、住宅ローンの返済で家計が圧迫されないよう、将来の支出を見据えた資金計画を立てることも重要です。
40代で家を購入するケース
収入が安定し、ある程度貯蓄もできている40代なら、マイホームの購入予算を高めに設定できます。立地や間取り、設備などで妥協せず、理想の家を購入しやすいでしょう。
ただし、40代は子どもの教育費がかかる時期と重なりやすく、同時に老後資金の準備も視野に入れる必要がある年代です。住宅ローンの返済だけに資金を偏らせず、教育や老後資金などさまざまな資金とのバランスを考慮したうえで無理のない資金計画を立てることがポイントです。
50代以上で家を購入するケース
50代以上で家を購入する場合、定年までの期間が短くなるため、資金計画はより慎重に立てる必要があります。住宅ローンを利用する際には完済時年齢の上限や健康状態などの影響を受けやすく、希望どおりの借入が難しくなるケースがある点にも注意が必要です。
また、家は購入して終わりではありません。戸建て住宅であれば屋根や外壁などのメンテナンス費用、マンションであれば管理費や修繕積立金の支払いに加え、大規模修繕のタイミングで一時金を追加徴収されることもあります。こうした費用が発生するタイミングで、すでに定年退職して収入が減っている可能性もあるため、将来的な支出を見越した貯蓄が欠かせません。
さらに、老後の暮らしを見据えて駅や病院、スーパーマーケットなどへのアクセスがしやすい立地を選ぶことも重要です。将来的な転倒リスクなども考慮し、住まいのバリアフリー化も検討しましょう。
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まとめ
国土交通省の調査によると、30代でマイホームを購入する方が多い傾向にあります。その理由として挙げられるのは、結婚・出産をはじめとするライフスタイルの変化や住宅ローン完済時の年齢への考慮などです。
ただし、家を購入する最適な時期は人によって異なるため、自分のライフプランに合ったタイミングを見極めることが大切です。
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