建売住宅を買う時の注意点8つ!建売住宅の特徴・メリットや購入の流れも

建売住宅を買う時の注意点8つ!建売住宅の特徴・メリットや購入の流れも

住宅購入を検討している方のなかには、建売住宅を候補に入れている方もいるでしょう。建売住宅はコストパフォーマンスが高く、手の届きやすい価格帯であることが魅力です。ただし、建売住宅の購入にあたっては、特有の注意点もあります。

そこで今回は、建売住宅の特徴やメリットを解説したうえで、8つの注意点や購入時の流れを詳しく紹介します。建売住宅が気になっている方、購入を検討している方に役立つ情報をまとめています。

建売住宅の特徴は?

建売住宅とは、不動産会社が土地を購入し、そこに住宅を建てて土地とセットで販売する住宅のことです。人気の高いエリアであれば、完成前に売れてしまうこともあります。

ほとんどの場合、建築は購入者が決まる前に始まっています。そのため入居までの期間が短く、すでに住宅が完成済みであれば購入手続きを完了してすぐに入居が可能です。時間をかけることなく、手早く住宅へ入居したい方に最適といえるでしょう。

一方、住宅に関して間取りやデザインなどに強い要望やこだわりがあり、じっくり時間をかけたい方には、自由に設計して建てる注文住宅のほうが適しているといえます。

建売住宅を購入するメリット

建売住宅のメリットは、注文住宅に比べて安く購入できることです。

注文住宅の場合、凝ったデザインになるほど人件費やデザイン設計費が上乗せされ、価格が上がっていきます。一方、建売住宅の場合は、規格化された設計をもとに住宅が建てられるため、コストを抑えられ、低価格で購入できるのです。

また、実際に家の中を見てから購入を判断できたり、打ち合わせなどがない分短期間で入居できたりするほか、売れ残りを防ぐために比較的立地がいいことが多い点も見逃せないメリットです。

なお、住宅を安く買いたいのであれば、中古の戸建ても選択肢に入ります。詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてください。

中古でマイホームを購入するメリットとデメリットは?戸建てとマンションをそれぞれ解説!

建売住宅を買う時の8つの注意点

建売住宅を買う時の8つの注意点
続いては、建売住宅を購入する時に注意するべき8つのポイントを紹介していきます。

(1)購入価格の内訳を確認する

建売住宅を購入する時は、価格の内訳をしっかり確認することが大切です。

一般的に、建売住宅の価格は土地価格、建物価格、消費税の3つに分けられます。特にしっかりチェックしたいのが建物価格です。

一見問題ないように思えても、標準仕様の設備に生活に欠かせない設備が入っておらず、オプションとして追加費用を払うことになるケースもあります。

具体的には、カーテンレールやエアコン工事、照明器具およびその設置、テレビ配線などがオプション扱いになることがあるので、明細や見積書をしっかりチェックしましょう。

(2)周辺環境を調べる

住宅だけではなく、周辺の環境についてもしっかり調べておきましょう。周辺環境は住みやすさに大きな影響を与えます。

具体的には、通勤・通学のための交通機関の利便性や、スーパー・コンビニ・商業施設との距離などです。また、実際に周辺を歩いてみると、地図で見たよりも道が広い・狭い、歩きやすい・歩きにくいなどの感覚がわかることもあるでしょう。

可能であれば、時間帯や曜日を変えて調べておくのもおすすめです。特に夜間の道の明るさ・暗さや治安などをチェックすれば、よりしっかりと住みやすさを判断できるでしょう。

(3)優先したい条件を決める

建売住宅を購入するにあたり、事前に住宅に求めるポイントを考え、優先したい条件を決めておきましょう。

家族のライフスタイルを考慮しつつ、「子ども部屋を確保したい」「交通機関の利便性が高いところが良い」「駐車場は〇台分」など、絶対に譲れない条件を3つほど決めておくことで、物件をスムーズに決めやすくなります。

(4)内見時はポイントを押さえてチェックする

内見では、設備や環境をしっかりチェックしましょう。とはいえ、漏れなくチェックするのはなかなか難しいため、いくつか大切なチェックポイントを押さえておくことで、希望どおりの住環境か確認しやすくなります。

具体的なチェックポイントとしては、以下のとおりです。

  • 間取り
  • 日当たり
  • 風通し
  • コンセントの位置や数
  • 駐車場の有無、停められる車の台数
  • 水回りの設備
  • 周囲の騒音や生活音

また、内見時は実際に生活している時の動線を想像しながら細かいポイントを確認していくのがおすすめです。

(5)点検口があるかを確認する

点検口とは、天井裏や床下などを点検するための開口部のことで、住宅のメンテナンス時や断熱工事、シロアリの調査などが必要な時に使用します。点検口があることで、業者に依頼した時にもスムーズに点検してもらえて、建物の状態を確認しやすくなるでしょう。

住宅によっては、外の通風口から床下に入れるパターンもあります。

点検口がない場合、床下や屋根裏のメンテナンスが困難になるため、長く住み続けるのはやや難しいといえるでしょう。

(6)アフターサービスの内容をチェックする

建売住宅のアフターサービスや保証は、業者によって内容が変わります。住宅購入後に問題が見つかった場合、しっかりサポート対応してくれるか確認しましょう。

ちなみに、基礎や壁といった構造耐力上で主要な部分と雨漏りについては、法律で10年間の保証が義務付けられています。

差が出るのはそれ以外の部分で、業者によっては長期にわたる定期的な点検や手入れに関するアドバイスなど、手厚いサポートをしているところもあります。

(7)契約書の内容を確認する

建売住宅の購入にあたり、契約書を取り交わす際には内容をきちんと確認することが大切です。

契約書にはさまざまなことが記載されています。なかでも、手付金とその他の代金の支払い時期や、完成時期・引き渡し時期などは注意してチェックしましょう。また、備考欄などに特殊な事情が記載されていることもあるので、見逃さないようにしてください。

(8)信頼できる不動産会社を選ぶ

建売住宅を購入するにあたり、信頼の置ける不動産会社を選ぶことが大切です。特に、地域密着型の不動産会社であれば、ほかの会社では取り扱っていない優良物件を紹介してもらえる可能性があります。

また、担当者が質問や疑問点に対して適切に回答してくれるか、意図を汲み取ったスムーズなコミュニケーションを取ってくれるかなどもチェックし、安心してマイホームを購入できるようにしましょう。

建売住宅を購入する際の主な流れ

建売住宅を購入する際の主な流れ
最後に、建売住宅購入の流れを解説します。おおまかな手順は以下のとおりです。

  1. 購入計画に見合った物件を探す
  2. 物件を内見する
  3. 物件の申し込みを行う
  4. 住宅ローン事前審査を申し込む
  5. 売買契約を締結、手付金の支払い
  6. 住宅ローン本審査を申し込む
  7. 引き渡し前の立ち会いチェック
  8. 物件の引き渡し

最初に物件を探す時は、不動産会社のサイトを使って自分で探すか、信頼できる不動産会社の担当者に条件を伝えて紹介してもらいましょう。

条件に合った物件が見つかったら内見し、気に入れば申し込みを行います。同時に、住宅ローンの事前審査の申し込みも必要です。この審査が通ったら売買契約を締結し、手付金を支払います。

それから住宅ローンの本審査に申し込み、承認後(あるいは同時に)登記の手続きや引っ越し前の立ち合いチェックをします。立ち合いでは、物件の状態や設備をしっかりと確認しましょう。そして最後に物件の引き渡しをして、完了です。

まとめ

建売物件は、注文住宅よりも価格が安く、短期間で入居できるなどのメリットがあります。内装やデザインにこだわらないのであれば、注文住宅より建売住宅がおすすめです。

今回紹介した建売住宅を購入する際の注意点を意識して、理想どおりの家を見つけてください。

茨城県つくば市に本社を置く一誠商事は、創業50年を超える地域密着型の不動産会社です。豊富な経験と実績で、お客様の理想の住まい探しをサポートします。茨城県で住宅の購入を検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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記事の監修者:一誠商事編集部

一誠商事株式会社が運営する情報サイト編集部。

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