※2020年2月現在

ハカセ、今回は査定について教えてくれるんだよね。

そうじゃ。「その1」で、最初に行うこととして、「不動産会社に連絡して、自宅の査定をしてもらう」ことを伝えたのう。

そのためにまず、規模や特徴が異なる不動産会社に連絡して、物件を査定してもらおう。会社を知るには、インターネットをはじめ、自宅の近くにあるところ、地元で有名なところなどに依頼するとよいぞ。知り合いから紹介を受けたところがあれば、そこにも聞いてみたいぞ。査定は無料だから、安心して頼むとよい。

ここで、査定には2つの方法があることを伝えたい。

  • 机上査定
    これは、電話やインターネット、書類に示された質問に回答すると、概算の売却金額を教えてもらえるものじゃ。質問の一例を挙げると、マンションか一戸建てか、土地や建物の広さ、築年数や室内面積、間取りなどじゃ。

不動産会社は、これらのデータから、過去の近隣で取引された似た事例を参考にして、大まかに売却金額を提示するんじゃ。机上査定は、家に来てもらう必要がないので、時間や手間がかからないメリットがある。

へー、誰も来ないなら、片付けなくてもいいね。へへっ。

ただな、細かく室内外を確認しないため、その物件の特徴は査定に反映されないことが少なくない。だから、査定金額が、実際の売却価格とずれている可能性もある。
このため、「はっきりと売却を決めているわけでないが、将来的に売ろうかな」と思う人に向いている。
あるいは、「どの不動産会社に依頼したらよいかわからないから、たくさんの会社に机上査定を頼んでみて、そのときの対応で依頼先をピックアップしよう」というような人にも向くぞ。

じゃあ、もう一つの査定は?

「訪問査定」というんじゃ。不動産会社の担当者が住まいに来て、室内外の状況を細かく確認するぞ。

例えば、戸建て住宅なら、基礎に問題はないか、屋根や外壁にどんな材料が使われていて、その状態はどうか、敷地の形や周囲の建物との距離や環境、室内では内装や建具の仕様や汚れ具合、給排水などをはじめとした設備の状態、リフォームの履歴などじゃ。

築年がたっていても、もともとの材料のグレードが高く、さらにこまめに手入れをして快適な住まいが保たれていれば、机上査定ではわからなかった分が査定価格に上乗せされることがある。

へー、すごい細かくチェックされるんだね。

そうじゃな。売却を決めているなら、訪問査定がいいぞ。この段階では、まだその不動産会社に決めたわけではないから、気軽に依頼しよう。何よりも、査定に来る担当者にどんな初歩的なことでも遠慮なく聞きたい。その対応や答えから、「この人に任せてよいか」「この人なら安心」という思いが出てくるじゃろ。

つまり、言われた通りではなく、不動産会社を「逆査定」することも大事じゃよ。売却が成功するかどうかは、不動産会社の総合力や担当者の力にもよるところが大きいからな。

うんうん、なんでもお任せはダメってことだね。

ただし、自宅に人が来るから、片付けをしたり、書類をまとめておいたりするなど準備時間がいるな。

書類って?

査定をスムーズにするためじゃ。次のような書類があるとよいぞ。見つからないようなら無理に探さなくてもよい。

  • 測量図・建物に関する図面
  • 登記簿
  • 購入時の重要事項説明書
  • 売買契約書
  • リフォーム履歴や内容 など

早めに準備しておきたいね。

じゃあさ、いろいろな会社に査定をお願いすると、きっと価格が違うよね。売却を依頼するなら、やっぱり高い査定の会社にお願いしたいよね。

いや、簡単に査定価格で決めてはいかん。わしが伝えておきたいのは、「査定価格と売り出し価格は違う」ということじゃ。売り出し価格は、本人の希望なども勘案して決める。そして、査定価格は、「だいたい今、売り出したら3カ月以内ならこの価格が適切」というものじゃ。

査定価格は、あくまでも現状を把握して導いたものじゃ。不動産会社によって視点が異なることがあるため、価格は同じにはならん。じゃが、なかには、その物件の仲介を欲しいがために、少し高く見積もるところがないわけじゃない。けれども、その家の実力以上の価格で売り出して、内覧する人がずっと現れないと、どうなる?
価格を下げて再度、売りに出すことになるじゃろ。それはちょっとイメージが悪いのではないかな。だから、不動産会社に依頼するなら、査定価格だけに注目せず、細やかなアドバイスをしてくれるなど、総合的な視点で選びたいんじゃ。

ほんと、そうだねー。

一誠商事は、地元の不動産売却で多くの実例をもっておる。地域に強いので、「こういった住宅なら、こういう人が買うだろう」という独自の売却戦略が立てられるな。大手にはないきめ細やかさも特徴じゃ。今なら、条件を満たした物件が売却できると30万円のキャッシュバックが利用できるぞ。また、こちらも利用条件付きじゃが、中古物件では建物検査を一誠商事負担で行っていてより安心な不動産取引ができるサービスもある。大手にこだわらず一誠商事のように地元に強い会社に依頼するのもよいじゃろ。

うん!そうだね。ハカセ、今回もありがとう!

今回のポイント

  • その1 簡単な机上査定と詳細な訪問査定がある!
  • その2 訪問査定では、不動産会社を逆査定!
  • その3 査定価格は売り出し価格とは違う!
ISSEI

記事の監修者:一誠商事編集部

一誠商事株式会社が運営する情報サイト編集部。

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