※2019年6月現在

ねえねえ、ハカセ~。前回、空き家について「売るなら、貸すなら、もう一つ、大事なことがある」って言ってたよね。今日は教えてもらえるね、何のこと?

誰しも、将来的に貸す、売る、あるいは自分で住むということを考えているじゃろ。そのときまで 「きちんとした管理が必要」ということじゃ。 家は、人が住まなくなると、湿気が建物内に滞留しやすくなる。カビが生えやすくなるし、下手をすると白アリの被害が起きてしまう。

うわあ、本当だね。でも、お友達は、「お父さんと一緒にお正月やお盆に一緒に帰って、掃除とか草むしりとかしている」って言ってるよ。

そうじゃな。持ち主が帰って状態を確認して、できることをするのはとっても大事じゃ。じゃが、実際のところ、半年に一度では不十分じゃ。

そうなの?

たとえば、これから梅雨の季節に入るじゃろ。葉っぱがたまって排水が詰まり水があふれて床下に流れてしまうかもしれんぞ。雨漏りもあるかもしれん。こういった大雨や台風のあとには、点検が重要なんじゃ。
夏が終わったら、強い直射日光で外壁がはがれてないか、破損個所がないかなども確認したいぞ。たまに、水道の蛇口をひねってサビがたまって水が出にくくなっていないか、排水がスムーズかも見ないとな。水を長期間止めておくと配管がつまりやすいんじゃよ。だから、季節ごと、できれば月1回程度は住まいの状態を確認しておきたいぞ。

うわあ、そうだね。たまに行くだけだと気づかない点が多いもんね。

注意したいのは建物だけじゃない。最近では、ブロック塀が倒れて痛ましい事故が起きている。樹木が伸びて突風で倒れてしまい、隣家の工作物を壊すということもあるんじゃ。こうなると、損害賠償責任が生じるかもしれん。

さらに、郵便受けにチラシがたまっていると、空き家とひと目でわかる。空き家に不審者が住みついていた例もあったんじゃ。地域の治安にも影響を与えてしまうぞ。

やだやだ~。

前回説明したように「空き家対策特別措置法」という法律ができたから、空き家をきちんと管理していないと、「特定空き家」というものに指定される可能性が出てくる。もし、「特定空き家」に指定されて、自治体から改善勧告を受けたら、固定資産税の優遇措置がなくなるかもしれんぞ。土地の固定資産税が最大でおよそ4.2倍になるかもしれんのじゃ。

えー、住んでないのにそんなに増えるの!!

もし、自分たちの管理が不十分だと思うなら、専門の会社に依頼してほしい。「管理をしていたら、もう少し高く売れたはず」という話もめずらしくないぞ。

そうだね。

とくに空き家の場所が遠くて、なかなか行けない場合は、頼むのがいいぞ。自分で行くと交通費もかかるからな。空き家管理を手がける会社はたくさんあるが、値段だけでは決められない。対象範囲がそれぞれ異なるから、どこまでのサービスがあるか、またきちんと報告書を作成してくれるところを選ぶとよいぞ。

うんうん。そうだね。

一誠商事でも、空家管理サポートプランの「巡回くん」というサービスを実施しておる。

  • 巡回くん

https://www.issei-syoji.co.jp/asset/system.html

雨漏りや庭木の状態チェックにはじまり、室内の清掃や通風、換気、通水まで、家の劣化を防ぐ管理を行うものじゃ。家の中から外回りまできちんとチェックし、報告書を作成するぞ。詳細は問い合わせてほしい。

管理をお願いできれば、遠くに住んでいても安心だね。ハカセ、今回もありがとう!

今回のポイント

  • その1 将来売るなら貸すなら日常管理が大事
  • その2 管理の目安は月1回ペース
  • その3 管理委託するなら内容をきちんと確認

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記事の監修者:一誠商事編集部

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