街と暮らしを考える。一誠商事株式会社

VOL.07 家を買うときに、地震保険には入っておいたほうがいいの?

※2019年5月現在

ねえねえ、親戚のお兄さんがとうとう望む住まいを見つけたんだって。もう契約するみたいなの。

それはよかったのう。

それでね、地震保険に加入すべきかどうか迷ってるんだって。やっぱり最近、地震が多いしね。加入したほうがいいんだよね?

保険のこともちゃんと考えておるとは、なかなかのしっかり者じゃな。 地震保険は大切じゃが、加入を検討しているなら、まず基本的なことを教えるぞ。

地震保険は単独では加入できない。火災保険に付加する形が一般的じゃ。つまり火災保険に加入しなければ、地震保険には入れないんじゃ。

そうなんだー。

そして、火災保険だけに加入していて、地震保険に加入していないと地震が起きて火災が起きても補償はされないぞ。さらに、噴火や津波による火災も地震保険でないと補償は受けられないのじゃ。

えー、地震で火災になっても火災保険の補償対象にならないんだったら加入したほうがよいよね。

そうじゃな。ただ、もう少し知っておいて欲しいことがある。地震保険の保険金は、建物、家財ごとに火災保険の保険金額の30%~50%で決めるんじゃ。ただし、建物は5000万円、家財は1000万円が限度となるぞ。

つまり、建物が全壊しても最大で火災保険で受け取る保険金の半額になるということじゃな。
そして、地震の損害は、次の4段階に分けられるんじゃ。
全損 契約金額の100%(時価が限度)
大半損 契約金額の60%(時価の60%が限度)
小半損 契約金額の30%(時価の30%が限度)
一部損 契約金額の5% (時価の5%が限度)

※平成29年(2017年)1月1日以降に保険始期の地震保険契約の場合

えー、じゃあ、地震で全壊しても新しく建てられるほど保険金はもらえないんだ~。

まあまて。それはな、地震保険が、「生活再建支援」を目的としたものだからじゃ。いったん、大地震が起きるとその被害は非常に甚大なものになる。そこで、当面、生活を安定させるための資金としての保険金という意味じゃよ。

火災保険に加えて、地震保険に加入すると、支払う保険料は高くなる一方だよ。補償が限られるんだったら、貯蓄がたくさんあれば、地震保険に加入しなくてもいいんじゃない?

まあ、そう慌てるな。確かに保険料は安くない。
一例じゃが、茨城県内で、保険金額1000万円で、期間1年の地震保険に加入するなら、主として鉄骨・コンクリート造建物であれば、1万5500円じゃ。主として木造建物なら、3万2000円になってしまう。そして、保険期間は1年~最長で5年じゃ。ただし、保険料には、築年や耐震性能により、10%~50%の割引き制度が適用される場合があるぞ。また、加入期間を延ばすほど安くなるんじゃ。

うううん、やっぱり割引きがあっても高いね。

ここで、災害のリスクをどう考えるかは、人それぞれじゃが、加入を悩むならこういった考えで決めていくのはどうじゃろ。

まず、建物が倒壊する可能性が高いかどうかじゃ。新築や鉄筋コンクリート以外の住宅を購入する場合は、検討してもよいと思うぞ。もちろん、新築だから倒壊しないとは言い切れないものの、もし、今、保険料が払えないのであれば、今は火災保険に加入しておき、住んで数年たってから、地震保険に加入することはできる。あるいは、地震保険は家財にだけ加入して、数年後に、建物の分を加入する、ということもできる。

また、住宅購入で預貯金がほとんどなくなってしまう人も、大地震で生活資金が不足してしまうかもしれん。加入を考えてみてはどうじゃろ。

そうだね、保険っていざというときに備えるものだもんね。「いざ」をどうとらえるかはそれぞれだね。

また、地震保険に入ると負担が増えると思ってしまうが、そうばかりではないぞ。地震保険に加入しておくと、所得税と住民税の控除を受けられる。サラリーマンなら年末調整、自営業なら確定申告で申請するぞ。こういったことを総合的に判断して、加入するかどうかを決めるといいぞ。なお、一誠商事には保険課があり、保険のプロが在籍しておる。気になることや知りたいことを相談できるから、利用してみるのもよいと思うぞ。問い合わせ先は次のとおりじゃ。

[保険課]029-868-7171 [メールアドレス]hoken@issei-syoji.co.jp

そうなんだ、ハカセ、今回もありがとう!

今回のポイント

  • その1 地震による火災は、火災保険の対象外
  • その2 地震保険は火災保険に付加して加入
  • その3 地震保険に加入すると税金の控除が受けられる